図柄表:フランツ1世(神聖ローマ皇帝フランツ2世)図柄裏:双頭の鷲紋章発行地:オーストリア帝国ウィーン造幣局発行年:1820年銘文表:FRANCISCVS I D G AVSTRIAE IMPERATOR A銘文裏:HVN BOH LOMB ET VEN GAL LOD IL REX A A 1820銘文縁:IVSTITIA REGN FVNDAMENTVM額 面:ターレル材 質:銀(.833)直 径:40.0 mm重 量:28.0 g分 類:KM 2162; Dav 7抜群にコンディションを誇る一枚。当時の刻印がほぼそのまま残された稀少な状態を保つ。かつてより根強い人気のあるターレル(ターラー)銀貨。収集家が価格を支えていることもあって安定性の高いコインとなっている。都市景観と併せてコンディションに優れる双頭の鷲ターレルは押さえておきたいところである。オーストリア帝国で1820年に発行されたターレル銀貨。オーストリア皇帝フランツ1世と双頭の鷲紋章を描いている。特に双頭の鷲紋章の方が彫刻が鮮明で、発行当時に近い状態を保っている。ターレルはドイツを中心とした近世・近代ヨーロッパで使用されていた通貨単位で、直径40mmを超える迫力の大型銀貨としてコレクターを楽しませてくれる。オーストリア皇帝フランツ1世は、神聖ローマ皇帝フランツ2世と同一人物である。神聖ローマ帝国のフランツ1世と同一名であるため、混同しやすいので注意が必要となる。フランス2世は神聖ローマ帝国のラストエンペラーであり、ナポレオン戦争にアウステルリッツ三帝会戦で敗北し、自ら退位し、神聖ローマ帝国は消滅した。だが、オーストリアとハンガリーを中核としたオーストリア帝国を再編成し、オーストリア皇帝フランツ1世として即位した。