雅楽で演奏される笙です。煤竹、本節。昨年秋ころに洗い替えをして以降、演奏に使用してはいません。雅楽器屋さんの職人さんに見て頂いたところ、少し若い煤竹の笙であろう、とのことでした。竹の裏側には、竹名が刻んでいます。かような楽器は比較的良い楽器に多いとされています。　　現在、煤竹本節はなかなか作れず、滅多に出廻ることはありません。乱節、三つ節を持ってはいても、いつかは本節とお考えの方もおいでと思います。果たして本節はその見た目だけで、良い音がするのか？と言うと、定かではありませんが、しかし、節の多さは節間の短さゆえ、竹が固く締まっていて良い音がするのだと思われます。　　　　　　　　　　　　　　　　　　吹き込んでいるので、蒔絵が消えかかっています。頭には、漆の剥離や傷みがあります。やや硬めリードで息漏れもありません。前の持ち主は好んで高丸氏のリードを付けていたことから、こちらもその可能性は高いです。　　　　　　　　　　　　　　以上、主観も含め疑念を持たれた方は、購入をお控え下さいませ。NC.NRで、くれぐれも自己責任でお願いいたします。再度調律をして発送いたします。また誂えた桐箱をお付けします。高価なお取り引きゆえ、実際に楽器をご覧になって頂き、演奏して、納得いった上でご購入頂きたいのですが、情報公開が出来ないのが残念です。